ITゼネコンについて

このひがさんのエントリーについて、批判的でもないし、肯定もしきれない。
なぜかと言うと、確かにITゼネコンという企業は存在し、かつて私もその中の1社と
仕事をした時に、あるシステムの提案書を出して欲しいと言われ、他者とのコンペでした。
その結果、仕事をいただけたわけですが、基本設計まではその企業がやるとの事だったのに
私が出した発注書の1枚をExcelで書き直したA4で1枚の資料を渡され、これが基本設計書なので
あとはちゃんと品質、納期をよろしくと言われました。
その後もお客様の要望で仕様をこう変えて欲しい。
と理不尽な要求や、本番立会いなんて最初の見積もりには入ってなかったにも
かかわらず、2日間、現地立会いを要求されました。

正直、その案件は利益なんか出るわけもなくですが、それは本当に最悪な
パターンで、相手の個人の能力、性格、性質、モラルによる部分も大きいんだろうな。
と解釈しました。

しかし、現実問題として、大きな仕事はそのリスクを取れる大きな企業にしか発注はいきません。
その企業がひがさんがおっしゃるように本当に真面目にその案件、1つ1つに関わりだしたら
その下で、しんどいながらも案件をもらえていた小さな企業は仕事が降りてこなくなっちゃうん
だろうなーとも感じます。

幸いにして、ウチは親子の企業で、親が1次受けとして案件を取れたりもするので、
一般的な1次受け→2次受けよりはしんどい状況にはないと思いますが、
いわゆるITゼネコンがISIDさんのように良い体質になっちゃうと本当にIT大手しか
仕事が取れなくなっちゃうかもなと思ったのです。
それがよいか悪いかという事ではなく、そうなっちゃうかもなと思っただけです。